独自ドメインでは、www 付きと付かないホストを同時に「正しいURL」にしません。検索では、リダイレクト、canonical、サイトマップが別のホストを指すと、どれを載せるかの材料が分かれます。切り替える前に、正規のホストを一つ決め、もう一方が存在しないのか、転送されるのかを応答で区別します。
対象は、XServerドメインや他社で取得したドメインを、Cloudflare Pagesなど別の公開先へつなぐ人です。この記事は本サイトの2026-11-04の公開応答であり、読者のゾーンの複製手順ではありません。接続全体はXServerドメインをCloudflare Pagesへ接続した記録を先に読んでください。
正規URLは、リダイレクト、canonical、サイトマップの順で伝わる
Googleの正規URLの説明では、重複URLの優先を伝える方法のうち、効果が強い順の例としてリダイレクト、rel="canonical"、サイトマップが挙げられています。いずれも必須ではなく、指定と違うURLが選ばれることもあります。robots.txtで正規化したり、URL削除ツールで片方を消したりする方法は、同じページで勧めていません。
同じ説明では、正規にしたいURLへサイト内からリンクすること、正規ページ自身にも絶対URLのcanonicalを書くこと、HTTPよりHTTPSが基本的に優先されることも書かれています。証明書が無効なHTTPSや、HTTPSからHTTPへ戻す転送は、その優先を弱める例として挙げられています。
2026-11-04に、このサイトの公開応答で見たこと
正規にしているURLは https://pocket-ai-lab.com/ です。apex、HTTPS、末尾スラッシュです。トップのHTMLには、このURLへの自己参照canonicalがあります。
| 問い合わせ | 日時(UTC) | 結果 |
|---|---|---|
http://pocket-ai-lab.com/ |
2026-11-04 12:44 | 302、Location: https://pocket-ai-lab.com/。追跡すると200 |
https://pocket-ai-lab.com/ |
同左 | 200。canonicalは上記のapex |
https://pocket-ai-lab.com/articles/cloudflare-web-analytics(末尾スラッシュなし) |
同左 | 308で、末尾スラッシュ付きの同じパスへ |
www.pocket-ai-lab.com のAを1.1.1.1へ |
2026-11-04 12:44:16 | NXDOMAIN、ANSWER 0。AuthorityのSOAは aiden.ns.cloudflare.com |
| 同じAを8.8.8.8へ | 同秒 | NXDOMAIN、ANSWER 0。SOAも同じ |
dig +short が空だったことと、NXDOMAINであることは分けて残します。今回のwwwは、回答のアドレスが0件なのではなく、その名前が無いというステータスです。これは転送ではありません。https://www.pocket-ai-lab.com/ は名前解決に失敗し、HTTPのステータスコードは返っていません。
問い合わせ先は再帰リゾルバです。権威ネームサーバーへ直接は聞いていません。AAAAやHTTPSレコード、ブラウザの証明書画面も見ていません。8月の接続記録ではwwwを設定していない、と書いてあり、11月4日のこの応答は「今もwwwのAが公開リゾルバからNXDOMAINである」という観測です。メールのMXとは別の名前です。
決めることと、コピーしないこと
ネームサーバーを変える前に、次の三つを同じホストへそろえます。
- 人が開いてほしいURL(正規ホスト、HTTPS、末尾の形)
- もう一方のホストを、そのURLへ一度で転送するか、名前を持たないままにするか
- canonical、サイトマップ、本文中のリンク
wwwを残したいなら、名前が引けるようにしてから、正規ホストへ転送します。NXDOMAINのままでは、wwwと入力した人はサイトに着きません。転送したつもりがない状態です。逆に、wwwもapexも200で同じHTMLを返すと、重複URLが二つ残ります。Googleの説明どおり、リダイレクトはcanonicalより強い材料になり得ます。canonicalだけをwwwとapexで別々に書くと、材料が矛盾します。
このサイトの302と308を、読者のゾーンへそのまま写さないでください。ステータスコードは公開先の設定で変わります。見るのは「最終的に開くURLが一つに寄るか」と「寄らない側が、名前解決の失敗なのか、別の200なのか」です。
Pagesでカスタムドメインを足す手順は、Cloudflareのカスタムドメインと、このサイトの接続記事にあります。所有権確認のTXTはSearch Consoleの記事です。転送の確認は、ビルドの成功とは別です。公開HTMLが更新されたかの確認順に分けています。
当日に、正規ホスト、転送、canonical、中止条件を行として残す場合は、公開前チェックリスト(980円・税込)の販売状態を見てください。含まれるのはnoteの実用記事、PDF、編集用ZIPです。この無料記事の代わりではなく、設定代行でもありません。
この観測で言っていないこと
wwwを足すべきだとも、NXDOMAINのままで検索に有利だとも書いていません。1.1.1.1と8.8.8.8の各1回であり、世界中のリゾルバの一致や、その後のDNS変更は見ていません。検索結果でどちらのホストが表示されるかも、この応答だけでは決まりません。